今年、大きく取り上げられた楽天。
でも、イマイチ、パッとしなかったのは気のせいだろうか?
プロ野球、Jリーグ、TV局の買収など…
本業では利益をあげているようですが…他がイマイチ!
プロ野球は100敗こそしなかったものの…予想通りの最下位。
Jリーグは…チームカラーをクリムゾンレッドに、エンブレムを変更したものの、チーム内の改革まではできずに、J2降格決定。これでチームから撤退したら…滅茶苦茶にしただけといわれそうだな~
TBSとの問題も暗雲が立ち込めている感が…
どれも中途半端な気がしますよ~三木谷さん
やっぱり、他の事業にまで口出しすると良くないというのは本当なのかな~なんて
結局…
あの、イングランドプレミアリーグのチェルシーでさえもフロントには、CEO(最高経営責任者)をマンチェスターユナイテッドから引き抜いてきたほどで、適材適所でやっているわけで…
ワンマンオーナーっていうのは古いのかなーなんて思います。
やっぱりその手のプロを如何に連れてくるかがポイントのような気がします。
日産を立て直したゴーン社長のように。
日本にもそういった経営のプロがいました。
その名も大原孫三郎。最近、NHKのにっぽん再発見「岡山・世のために私財をなげうった男の“志”」っていうので知りました。
知らない方はこの本を読んでくださいな~
簡単にいいますと…
明治終期、大正に岡山県倉敷市で活躍した実業家。倉敷紡績を大企業にまでした社長です。
大原奨農会農業研究所、大原社会問題研究所、倉紡中央病院、倉敷労働科学研究所、中国水力電気会社、大原美術館などを設立したことで知られています。
これらの機関は、設立時には大原孫三郎が絡んでいましたが、その後は各々のスペシャリストに任せて経営させていました。またこれらの機関は今でも残っているというのがまたすごい点です。
10年先、100年先を見据えていたってことかな~
孫三郎は、「金は出すが口は出さない」ってタイプの実業家だったらしく、企業と地域貢献を考えていた人物としても知られ、女工たちの生活環境の改善や人道的な立場に立って経営したことでも知られています。
最近は利益優先の経営で末端の消費者の軽視、アスベストに代表する従業員・地域住民軽視の企業が見られる中でこういった人物が出てくることが望まれているのかな~とつくづく感じます。
楽天は、やっぱり、スポーツを企業イメージの向上とか利益を目的にしているのでしょうか?
だったら、切ないです。