ブログネタ:死刑について考えてみる
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死刑のことについて、巷では話題のようで・・・。
死刑のことについて、巷では話題のようで・・・。
そうだろうな、例の光市の事件。
9年前の事件だけど、遺族が出てきて、それから死刑反対の弁護人が出てきて、それからマスコミが出てきて・・・
とかなり、うやむやになっているような気がする問題。
何で、死をもって償わないといけないのか
そもそも、自分が死なないといけないようなことをしてしまうことも問題なんだけどな~なんでこんなことが起こっているんだろう。って言うことなしに、判例を元に今回のケースは当てはまるか当てはまらないか・・・
なんていうことはフィールドとしては狭い気がする。
法曹界だけの話かと。 「死刑」 というのは。
というのは、この死刑にならんといけなくなった背景というか、この事情。
ひとつのことが原因とか、幼稚性とかが問題になってくるなんてのは、目の前の問題のような気がしてしょうがないんだよな~なんて。
でも、目の前に死刑になりそうな人がいて、それを食い止めるのはひとつの方法かもしれない。
そんなことをやっても、また同じ犯罪が出てきて、また 「判例」 が・・・
なんて話になるんだけど、
こんな 「判例」 になるような事件を繰り返して欲しくないのは総じて一般大衆の意見だと思う。
だから、戒めに「死刑」にして欲しいと感情的に思うことはあるんじゃないかな~と。
その「判例」を・・・という弁護士の思いは、彼らの飯の種だから否定はできないけど、もっと上層にある問題を解決してほしいというのが、本当のところなんだと思う。
ということで、死刑というものはいつからあったのか
多分だけど、国家ができてからか、もしくは集落として一定成立してからだと思う。
この時期は、多分親族とか氏族を超えた集団に成長した時期。
この集団の中で「掟破り」をした人が残念ながら死刑になってしまったんだと思う。
つまり、 「掟破り」 とは集団を統合するために、不都合が起きた、もしくは集団が統合できなくなってしまったときに起こったのかな
ということはある人が偶々犯してしまった(多分、盗みであったり、男女関係?)ともいえる。
当時は、周りに敵対する国や集団がいただろうから、集団の統合、まとめることに180度ベクトルの違った掟破りは、集団そのものの破壊につながるように思う。
ってことは、一人のせいでみんな滅びてしまう可能性があるわけだ。
だから、その戒めに死刑にせざるを得なかった。
というのが本質なんだと思う。
それが、だんだん集団の規模が大きくなってくる(古代ローマとか中世とか)といろんな問題が出てくる。
そうすると自分たちの思想や利益に不都合な思想が生まれることだってある。
そうなると住みにくくなるし、そういう思想が広まると不都合なに思う人が出てくる。
そうなると迫害されたり、見せしめに「死刑」になってしまうこともあったでしょう。
(コロッセオの格闘技とかも捕虜がなっていたって言うし・・・奴隷って言うのも人としてみていないのだから同じようなもんに感じる?)
この段階に来ると、己を正当化するために「死刑」が行なわれたんだろうな~
「魔女狩り」とか「フランス革命」とかも、自分たちの思想を通すため、利益のために「死刑」を行なった。
とここまでで、
古代では、集団を統合するため(他の集団に潰されないため)に死刑があった?
近代に近づくと、自分たちの正当性を主張するために(他の主張や利害関係の相手)死刑があった?
ように思います。
と考えると、今の「死刑」ってなんだろうな~・・・
ひとつは、古代の状況と同じ集団を統合するため。
でも、敵対する集団はいない!
その代わり、みんなが住みよい社会にっていう法治国家としての戒めのためにある。
↑これが今までの死刑の考え方のように思う。
↓だけど、この間問題になっているのは、
やはり近代に近づくにつれて出てきた自分の正当性を主張するものによって「死刑」にすることができるってこと。
遺族の感情やマスコミの偏向報道に先行される形で「死刑」というものがつくられてしまったような気がします。
もちろん、人を殺めてしまうという行為自体は許されるわけでもありません。
だけど、「死刑」というものは、国を良くするには?もっとみんなに住みよい場所を提供するには?というなかで出てきた一つの方法なんだと。
罪の重さ、人格ばかりが問題に上がっていますが、それを死刑にすることで社会がどうなるのか?という視点がもっとあってもいいかな。
そうしたら、死刑以外にももっと方法があるかもしれませんし、もっとみんなが幸せにする方法があるかもしれません。
ひとつの事象にとらわれて、もっと重要なポイントが見えなくなっていないのか?
「木を見て森を見ず」
これって専門的な観点ばかりに囚われているとなりがちですけど、全くの素人から言われると・・・
「そうだな~・・・」と感じるときはなんか多いような気がします。
と徒然なるままに書いてみました。
ま、独り言と思ってください・・・